通常を観る
「見る」と「観る」の違いをご存知でしょうか。
・「見る」は英語で「see」
「視界にとらえる」「なんとなく目に入る」というようなニュアンスです。
・「観る」は英語で「watch」
「意識して目で追う」「注意して見る」というようなニュアンスです。
通常を意識して見てほしいのでタイトルに「観る」を使いました(`・ω・´)
「通常を観る」
このゲームでもっとも基本にして重要なスキルです。
通常を見れるかどうかが初心者と中級者を別けるひとつの基準になります。
通常を意識できなければまだまだ初心者ということです。
通常の見れない人はどのタイミングで敵の攻撃が来るのかも、どのタイミングでターンが切り替わるのかも判りません。
自分に掛かっているバフがいつまで継続するのかも理解できません。
目を閉じたままやみくもに戦っているようなものです。
厳しい言い方をすれば、通常の見れない人は自分が負けた原因である戦犯ということにも気付けません。
「運が悪かった」「あの人がミスしたから」「不具合だ」と自分以外のせいにしてしまいがちです。
自分が下手であることにすら気付けないレベルなので、わけの分からないまま地雷プレイをしてやられていきます。
通常が見れない。それは、極寒の地で全裸で凍えながらなぜつらいのか分かっていないようなものです。
前置きが長くなりましたが、「通常を観る」ことはそこまで大事な基本ということです。
まず、どのタイミングでターンが切り替わるかについて説明します。
従来のドラクエではどこでターンが替わるか分かりますか。
そうです。最初にコマンド選択して、場にいる敵と味方全員の行動が終わったらターン終了。そして次のターンです。
星ドラも基本はこれと同じです。
場にいる敵と味方の通常攻撃がすべて終わったらターン終了。そして次のターンへ。
ここで重要なのは通常攻撃ということです。
スキル攻撃や割り込み行動、跨ぎの反撃などは関係ありません。
通常攻撃が出ない限りはターンは経過しません。
実際に見てみましょう。
開幕1ターン
まず最初にレオダーマが通常攻撃をしました。
3p、4p、1pと通常攻撃をして2pはまだです。
右上を見るとこの時点ではまだ1ターンです。
通常攻撃が出たキャラは背景が少し暗くなります。
2pの通常が出ました。まだ1ターンですがしばらくすると…
場にいる全員の通常攻撃が終わったので2ターンになりました。
これが星ドラのターンが切り替わるタイミングです。
通常攻撃が出る順番はすばやさに依存します。
職業別でいえばウルトラスターはすばやさが高くガーディアンはすばやさが低いです。
だいたいすばやさ順に通常が出ますが、乱数により通常の順番が入れ替わることもあります。
すばやさが乱数で前後するのはナンバリングのドラクエとまったく同じです。
次はバフの継続について見てみましょう。
判別しやすいように継続ターンが2ターンの呪文無効盾を使います。
今3pの通常が出ました。
ここで防御します。
2pはその後に防御します。通常はまだ出ていません。
後から防御したはずの2pの防御が解除され、呪文無効も切れてしまいました。
3pはまだ防御を継続しています。
これは2pが通常を出す前に防御をしてしまったので、すぐに2pのターンが終わってしまい防御が解除されたということです。
「通常を見てから防御」は基本中の基本です。
これは攻撃バフやすばやさバフの継続ターンでも同じです。
自分の通常が出た時点でそのキャラのターンが終了。バフが切れるタイミングです。
次は敵の通常がいつ来るか理解しましょう。
ヴェルザーの黄色ゲージ。2ターン開幕です。
まずすばやさの高いウルスタと時空が通常攻撃を出しました。
その後に1pが通常を出しました。
2pのガーディアンはすばやさが低いのでまだ通常が出ていません。
2pの通常が出る前にヴェルザーの通常が出ました。
ヴェルザーの黄色ゲージ以降の通常攻撃は
噛みつき+尻尾なぎはらい+咆哮 の3連コンボです。
これは一連動作なのでヴェルザーの最初の噛みつきが来てから防御しようとしても間に合いません。
本当ならガーディアン以外の通常攻撃が出た時点ですぐに防御しなければならなかったのです。
通常が見えてないといつ敵の攻撃が来るか分からないと言ったのはこういうことです。
このように通常が見えているかどうかで、まったく戦況が違ってきます。見えている世界が違うと言っても過言ではないでしょう。
今は通常攻撃が出たキャラは暗くなるのでかなり分かりやすくなりましたが、以前はそれがなかったため、みんな通常が出たかどうかを記憶していました。
通常を観ることを息を吸うくらいの感覚で自然にできるようになれば、ようやく初心者からの脱却です。
慣れれば必ずできるようになります。
(´・ω・`)ノシ